ワンクリック詐欺の手口
ワンクリック詐欺という言葉をご存じでしょうか。
ネット利用者の興味をそそるようなリンクを張って、利用者のクリックを促します。そうして、クリックした者のデータを抽出しているかのような動画を表示させるのです。
もちろん、実際にはネット利用者の個人情報などは一切流出していません。あたかも自分の情報が相手に読み取られてしまっているかのように、利用者を錯覚させることができればワンクリック詐欺は完成します。
動画が終了すると、「ご契約が成立しました」などの文言と一緒に莫大な金額を請求されます。しかも、その時使用しているパソコンの環境やプロバイダ、住んでいる県が併せて表示されるのです。利用者は自分の居場所が相手に分かってしまったと思います。
更に、画面には請求金額が支払われなかった場合は直接集金に向かうといった旨のメッセージまで表示されます。ここまでで、何も知らない人は指示されるがままに支払いに応じてしまうでしょう。しかし、この事態をおかしいと感じて画面の連絡先へ電話してしまった人もいました。
憶えておかなければならないのは、パソコンのプロバイダや利用地域は特定されても、それ以上の個人情報を掴むことは絶対に出来ないということです。プロバイダは契約者の個人情報に関しては守秘義務がありますし、一般人の問い合わせに応じるといったことも皆無です。ですから、この場合の請求金額は無視して問題ありません。取り立てにやって来るということは不可能なのです。
ただ、自らワンクリック詐欺へ電話をしてしまった人は、相手に電話番号を知られてしまいます。そして、度重なる脅しを受けて、仕方なくお金を払ってしまったという人も多くいました。
こうした詐欺はネット隆盛期にアダルトサイトを中心に多発していました。現在はアダルトサイトから出会い系サイトへと、移りつつあります。
携帯サイトにおいてはアダルトサイトに限らず、実に様々なサイトで今でもワンクリック詐欺が横行しています。この場合、相手はこちらのメールアドレスしか知らないので、それ以上の連絡は避けましょう。
脅迫紛いのメールが来ても、落ち着いてメールアドレスを変更すれば良いのです。間違っても電話をしたり住所を知られてはいけません。実際に、訴訟問題が発生する事例があるので注意するべきでしょう。